坂本です。
本日は、
【避けて通りたい投資の失敗】
というテーマで
お話ししたいと思います。
まず1つ目は
「業界に対する不十分な理解」
です。
これは私の15年来の友人の話ですが、
2006年に、シンガポール証券取引所上場の
半導体企業に投資しました。
株式購入時には、
11四半期連続で利益と
売上が増加していました。
また、タイで子会社を買収したことで
生産能力が拡大し、
見通しは良好に見えました。
結局、その株式を小さな利益で
売却してしまったそうです。
この業界は様々な技術用語や
ニュースが複雑であり、
理解するのが困難であったため、
結局、この投資はミスであったと
私に話してくれました。
業界に対する理解が不十分な場合、
避ける方が良いでしょう。
投資用語にも
「遠くのものは避けよ」
という言葉があり、
それも
「業界に対する理解が
不十分な場合は避けましょう」
という意味で使われます。
ですので、儲かりそうだからといって、
知らない業界にはむやみに
投資をしない方が良いです。
次の避けたい失敗は、
「早く売りすぎてしまう」
ということです。
これも先ほどの知人の話ですが、
2005年に成長中の運送会社株を購入し、
1ヵ月後に10%という
小さな利益で売却しました。
これは、割安株投資や
長期投資の価値について
学ぶ前のミスだったようで、
2007年半ばに、同社は買収されて
株式は非公開となりました。
もしも、そのまま
2年間保有し続けていれば
340%の利益を手に入れられた
はずだったようです。
ですので、あなたも
大きな利益が欲しいのであれば、
利益を確実に抑えるためだけに
優れた会社を短期間で売ってしまわず、
今後何年にもわたって
キャピタルゲインや
配当などを受け取れるのか、
長期的な視点を持って考えていくべきです。
損失も悔やんでしまいますが、
それと同じかそれ以上に、
得られたはずの利益への後悔
というのも引きずってしまいます。
売るタイミングも大事だということです。
まとめると、
・知らない業界には手を出さない
・長期的な視点で投資を捉える
ということです。
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