坂本です。
本日は、
【投資での2大失敗パターンとは?】
というテーマで
お話ししたいと思います。
まず、失敗パターンの1つである
「安値で売らされる」という点
について掘り下げて考えてみます。
安値で売らされるのは、
保有銘柄の含み損が膨らみ、
「これ以上耐えられない」と
心理的に追い詰められて
投げ売りしてしまうためです。
ですから、なぜこのような
結果になってしまうのか、
そしてこれを回避するために
どのようにすればよいのかを考えれば、
自ずと答えは導き出されます。
真っ先に思いつくのが、
「もっと前の段階で
損切りをしておくこと」です。
一般に、恐怖感が高まって
安値での投げ売りが生じるのは、
価格が下降トレンド入りしてから
かなり時間がたち、
価格も大きく下げた段階です。
ですので、例えば価格が
下降トレンド入りして間もない
タイミングで損切りをしておけば、
安値で売らされるよりも
損失をずっと小さく
抑えられることができます。
もう1つの失敗パターンである
「塩漬けになる」という点は、
「損切りができない」ケースと
「損切りをしない(損切りを必要と思わない)」
ケースに分類できます。
まず、「損切りができない」
ケースですが、こればかりは
損切りができるようになるように
トレーニングを積んでいただく
ほかありません。
損切りができなければ、
いつまでも塩漬け銘柄が
発生する懸念が
つきまといます。
もう1つの
「損切りをしない」ケースは、
ファンダメンタル分析への
過信が原因にあると思われます。
ファンダメンタル分析
のみを使った場合、
ファンダメンタルの変化(業績の悪化など)が
生じたときに売却を
検討することが一般的です。
ここまで見てくれたのなら、
わかっていると思いますが
ある1つの事実が見えてきます。
それは、
「損切りさえ適切に行えば、
2つの失敗パターンの
いずれも回避できる」
という点です。
多くの個人投資家が
大きな失敗をしてしまうのは、
大きな失敗をしないために
何が必要かを
よく理解していない、
もしくは理解していても
実行に移せないからです。
大きな失敗さえ避ければ、
金融市場は私たち
個人投資家に多くの
利益をもたらしてくれる
素晴らしい場所となります。