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たのみましょうー

坂本です。

実は先日奈良で

3日間修行してきました。

庭詰めと旦過詰めと

呼ばれるものなんですが、

まあこの修行が

辛い辛い過酷な試練で、、、

シンプルに

説明していくなら動くな!

ただこれのみです。

3日間の過程でやることは

座禅×座禅×座禅=拷問

こんな感じなわけです。

1日目はまず、入り口から

たーのーもーうー

と掛け声して床に

90度腰を曲げて静止

することから始まり、

動いてはいけないことの4時間。

まあ、辛い!辛い!

いつも動き回ってる

自分には拷問に

感じてしまいました笑

長い時間同じ姿勢で

90度腰を曲げて正座しながら

玄関で動きを止めていると、

足が痺れるから始まり、

千切れる感覚を感じるわけです。

見届け人と呼ばれる方たちもいて、

見張られて動いたら喝を入れられて

背中を叩かれるんですが、

テレビでみるダウンタウンの

ハイキック状態です。

見届け人の先輩方が

たまに出ていけーー!

と罵声を浴びせてきて、

玄関の外に引きずって

出されます。

出ていけー!

ハイ、サヨウナラ。

ては出ていかないですが、、、

気遣いで休憩を

させてくれるわけです。

そこで足を伸ばしたり、

背中伸ばしたり

出来るんですが、

もう極楽です笑

そんなこと4時間の

二回を繰り返し、

昼夜の二回の食事、

おかゆのみを頂き。

禅堂で泊まらせて頂き、

2日目の朝からも掃除

から始まり

午前の庭詰めスタート。

またもや4時間、

前日までの足の痛みが

もはや限界である為、

無の精神で挑むも足を

バタつかせてのタップ状態に。

もちろん動くと気合いの

喝を入れられて

背中に入れられる始末…

ここまでくると

もはやドMの境地です笑

とにかく道心で

自分自身を見つめ

直すべき時間で何とか

最後まで乗り切る事が

出来ました。

耐え抜いた者だけが、

仏道の仲間入りとして

許可されます。

終わった後の足を動かせる

自由は半端なかったです!

ちなみに、その後も

庭詰めから旦過詰めに入り

座禅が繰り返される

わけなんですが。

無事に修行僧を

目指す志の高い仲間の

みんなで3日間の修行を終え、

最後は奈良の御礼参りとして、

聖徳太子のお墓がある神社

なども回ってきました。

庭詰前日と庭詰当日は

本当に同じ世界に

いるのかと思うぐらい

住む世界のギャップを感じとり

今までの自由で便利な状態から

何の自由も許されない

縛られた状態で、

失くしてみて初めて

そのありがたさへの感謝。

庭詰修行をスタートしてみて

気づくことがたくさんありました。

今年もコロナの影響で縛られた

状態や環境が続きそうですが、

それを踏まえた上で

道を開き悟っていく

いいきっかけになりました。

ぜひ、機会があれば

庭詰め修行をお勧めです!

合掌