坂本です。
本日は、
【景気後退になった時はどうするべきか】
というテーマで
お話ししたいと思います。
景気後退(リセッション)となった時に、
資産運用はどのようにしたらいいのか
について解説します。
まず、景気後退の話に入る前に、
そもそも景気とはという話をします。
景気とは、経済活動の活発さを表します。
つまり、
「商売がうまくいっているかどうか」
ということです。
景気がいいとは、
商売がうまくいっていることで、
「好景気」と呼ばれます。
企業の作ったモノやサービスの売れ行きが伸び、
働く人の給料も増えて消費も拡大するのです。
一方、景気が悪いとモノやサービスが
売れなくて企業の収益が減り、
消費も減っていきます。
この状況を「不景気」と呼びます。
景気は拡張期と後退期を
数年後ごとに繰り返すのが通常です。
これが「景気循環」です。
ですので、
定期的に不況のようなものは
訪れると思っておいてください。
リセッション(景気後退)の
定義は国によって異なりますが、
欧米では一般的にGDP(国内総生産)が
2四半期連続でマイナス成長になった場合を
「リセッション」と定義しています。
一方、日本では内閣府が毎月公表している
「景気動向指数」のCI(コンポジット・インデックス)
を参考にします。
CIを構成する経済指標には、
「新規求人数」「有効求人倍率」
「家計消費支出」などがあります。
どれも景気を判断する上では欠かせないものですね。
もし今後、
本格的に景気後退局面になった時に、
投資をしている人はどのような行動を
取れば良いと思いますか?
ちなみに、景気後退は
どの程度続くかはわかりません。
資金をすべて仮想通貨や株などの投資に回すと、
損失が大きく膨らむ可能性があります。
こういう時に、安全資産と言われる
現金や預貯金、債券の比率を高めることが
とても大切です。
あとは金(ゴールド)なんかも
安全資産と言われているので、
選択肢の1つですね。
金は、もともと「有事の金」として
軍事的・政治的な不安が高まると
買われる傾向がありました。
2001年の米国同時多発テロや
2008年のリーマンショックなどでは、
金はかなり注目されていました。
ただ、景気後退の時に注意して欲しいのが、
なるべく保有している銘柄を売却せずに、
余剰資金で安全資産を保有するということです。
いずれ再び価格は上昇していくので、
保有している銘柄はそのままに、
余剰資金をどう扱うのかを優先的に考えるべきです。
なのでまずは、
あなたの余剰資金を
投資資金のうちの30%に
調整することから始めましょう。
そのうちの10%を
金など安定資産に投資する
という形にしましょう。
余剰資金と安定資産の
割合を高めて、
投資の失敗確率を大きく
減らしてみてくださいね。